山あり谷あり⁉私の海外移住記

スリランカの移住生活

無謀なバースデートリップ④

翌日の朝食は、階段を上がったオープンテラスでいただく。

 

この景色がたまらない。

正直、この景色がよくて、このゲストハウスにしたのだ。


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朝食後、Ellaでの最後の目的地『リトルアダムスピーク』にいく。

ちょっとしたトレッキングコースでオススメのスポット。

山頂から望む景色は、絶景!(瞑想も可能…笑)

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景色を楽しんだあとは、汗だく+靴ずれしながら、下山。。。

これで、今回のEllaでの目的は、終了!

家路を急ぐ。

 

オットは、気分転換に行きとは別の道で帰ると言いだし、バイクを走らせた…。

腰とお尻の痛さに耐え約8時間。

 

最後は、オットと

『明日はベッドから動けないね…😂』

と笑いながら話し、家に到着。

 

案の定、翌日は二人ともベッドで一日過ごした。。。

 

あの時は、あまりの痛さに音を上げていたが、今思えば、忘れられない大切なバースデートリップだ。

 

 

 

 

無謀なバースデートリップ③

バースデーディナーは、あるビストロレストランと決めていた。

以前、日本のテレビ番組『世界の村で発見!こんなところに日本人』で紹介されていたレストランだ。

日本人の奥様と料理人のご主人が営むレストラン。

 

スリランカに来てからというもの、日本人に会う機会がなかなかなかったので、胸を膨らませ行ったのだが、残念。。。

 

ちょうどオフシーズンということで、ご夫婦で日本に帰られているらしい。

 

また2019年4月に起きたテロの影響か、お客さんも、私達を含め2組しかいなかった…。

 

とはいえ、お店のインテリアや雰囲気はどれも素敵!

注文した親子丼も日本を思い出す味だった。

 

お店の方がサービスでフルーツの盛り合わせをデザートに出してくれた。

この景気の悪い時期に何ともありがたいサービス。

 

カクテルの酔いが気持ちよく、眠気をさそう。

午前中の疲労感がどっときて、オットも私もゲストハウスに戻り、早々に就寝。

 

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無謀なバースデートリップ②

甘く見ていた…。

片道約8時間のバイクライド。

初めはワクワクし、景色を楽しむ余裕すらあった…が。。。

流石に長すぎだ…。

しだいに腰やお尻に痛みが…。

 

途中に休憩をいれながら、何とか14時近くにEllaに到着した。

かなりの疲労感…。

オットも相当疲れている…(可哀想)

 

早速、ランチを軽く済ませ、予約したゲストハウスへ向かう。

高台の入り組んだ道の先にあった。

周りを木々に囲まれ、少し暗い雰囲気だったが、部屋から山間を望む景色は、まずまずだった。

少し休憩したのも束の間。

一つ目の目的地

『ナインアーチブリッジ』へ。

行き方は、色々あるのだそうだが、私達は、なぜか狭い悪路をバイクで走らされるはめに…(笑)

(この数カ月後、オットがツアーガイドとして訪れた時は、ショートカットで苦労なく辿り着ける道を教えてもらったらしいが。。。)

 

やっと橋に辿り着き、電車を待つ。

橋にはすでに多くの観光客や地元の人達がいた。

スリランカでは、線路でも人が歩く事ができるため、電車を待つ間、オットと記念撮影に勤しむ。

 

予定の時刻を大幅に遅れ、電車がやってきた!

これを待ってました!とばかりに、みんなが一斉に撮影する。

電車は、それに気づいてか、少しスピードを落として、橋を渡る。

 

電車が通り過ぎた後は、みんな早い。

早々にそれぞれの来た道で帰っていく。

 

私達も慌ててゲストハウスへと急ぐ。

お次は、お目当てのビストロレストランでディナーだ。

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無謀なバースデートリップ①

スリランカに移住、1ヶ月半。

ついに結婚してから、初めての誕生日を迎える2019年5月。

私とオットは、バースデートリップの計画をたてていた。

(まだテロの影響で各地で検問が続いていたが、オットの仕事がキャンセルになったのを好機ととらえ、行く事に決めた。)

 

行き先は『Ella(エッラ)』。

結婚前にすでにいくつかの観光スポットを網羅していた私だったが、この場所は、まだ未踏の地。

(ちなみにツアーガイドしているオットも初めてだというから、驚き😲)

 

見どころは、

『ナインアーチブリッジ』

『リトルアダムスピーク』

 

自然に囲まれた山間の穏やかな街。

とりわけ、トレッキング好きのヨーロッパ人バックパッカーが訪れる人気観光スポットだ。

お店もお洒落なイタリアンレストランやカフェが多く、人気を後押ししているのも頷ける。

 

計画は、誕生日当日の早朝、家をでて、バイクでEllaにいき、一泊して翌日帰ってくるというもの。

言ってみればシンプルだが、これが意外と無謀なのだ。

 

私達が住む場所からEllaまでは、片道約200km。

車なら5時間半の道のり。

これをバイクで行こうとしている訳だから、約8時間くらいは、かかると予想していた。

 

ただ、これが予想以上に過酷だった。(笑)

 


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予期せぬ出来事

それは、突然だった。

2019年、オットの誕生日翌日。

日曜日、ベッドでゆっくり寝ていた私達に姉が大声をあげた。

 

どうやら、何か異様な事が起こったと姉の表情から読み取れた。

 

オットとベッドから飛び起きて、姉達と一緒にニュースをみる。

そこには、爆破されたとみられる映像が流れていた。

しかも1箇所だけでは、ない。

 

スリランカ同時自爆テロだった。

標的となったのは、コロンボ市内のホテルや教会。

 

現地人のみならず、外国人も被害にあってしまった。

翌日から政府は、夜の外出禁止令を発令し、さらなる被害の拡大を防ぎ、同時に犯人さがしが始まった。

 

連日、ニュースでは、犯行前の犯人の映像が流れた。

 

警察は、首謀者や協力者のアジトをおさえ、次々と検挙した。

 

しかしながら、このテロが与えた影響は大きく、テロ直後、一時期、観光客の姿が消えてしまった。

そのせいで、オットの仕事は、一時激減した。

…が、人々の記憶から薄れたのか、4ヶ月を経過する頃には、観光客も戻ってきた。

(一安心)

 

…とはいえ、街中で検問する軍人の姿は、しばらく続いた。

 

スリランカのお正月②

次に食事の準備にとりかかる。

新年最初の食事の時間も決められているので、それまでに準備をしなければならない。

(意外とバタバタ…笑)

 

ちなみにスリランカの伝統的なお正月料理のラインナップは以下の通り。

キリバット(ミルクライス)

ヌルメリス(キリバットの付け合わせで食べる赤唐辛子のきいた玉ねぎ)

ムーンキャウン(緑豆をつぶした餡を揚げたお菓子)

キャウン(カップケーキのようなお菓子)

コキス(きれいな模様をかたどった揚げ菓子)

バナナ

ケーキ

 

もちろん手作りがいいのだろうが、今では、スーパーや近所の小さなお店でも手軽に手に入る。

 

準備ができたら、また、占星術で決められた時間にみんなで新年最初の食事をする。

 

ある意味アクティビティ感覚のこのお正月の風習。

この独特感はスリランカでしか味わえないもの。

ぜひ、スリランカにいる間はできるだけフォローしたい。

 
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スリランカのお正月①

そうこうしているうちに4月も半ば。

 

実はスリランカでは、お正月は4月!

だいたい毎年13日か14日。時間も0時ではなく何時何分まで細かく決められている。

 

どうやらお坊さんたちが集まり、占星術を使いその年のお正月を決めるらしい。

もちろん決めるのはお正月の日時だけではない。

旧年で最後にシャワーを浴びる日時に始まり、❝kiriituruwa❞と呼ばれる各家庭で行う伝統的な新年の習わしをする日時、新年最初の食事をする日時などなど、まだあるが省略。。。

日時にとどまらず、それぞれ縁起のいい方角や縁起のいい色まで決められる。

(恐るべし、占星術。。。)

 

❝kiriituruwa❞は、スリランカの家庭で行われてきたお正月の風習。

基本的に新年を迎えた後、占星術で決められた時間に行う。

 

赤土でできた❝マティ❞と呼ばれる陶器のポットにミルクをいれ、薪で沸かすのだ。

ミルクが温まり、均等にポットからふきこぼれると、その年いいことがあるとされている。

 

ふきこぼれたミルクは、レモンの葉っぱにつけて、家の色んな場所に吹きかける。

これは厄払いのような役目があるらしい。

 

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