しばらくすると、サーリをきた見慣れない中年女性がきた。
どうやら、彼女が婚姻署名の立会人のようだ。
スリランカでは彼女のような人のことを❝レジスター(register)❞と呼ぶらしく、一般的には教会の神父さん的な存在なのだろうか。
彼女の署名がはいることで、私たちが署名した婚姻証明書が正式な文書と認められるのだ。
一同、席につき、しばらく待つ。
私はなぜ、早く始まらないのか、疑問に思っていた。
アンマが時計に目をやり、何か言ったかと思うと、順に署名が始まった。
署名のあと、指輪を交換し、オットと私はこれで正式に【夫婦】となった。
一段落したオットに私の疑問をぶつけてみた。
…なるほど。納得。
以前、結婚式の日取りを占星術で決めたと書いたが、実はあのとき、お坊さんからもらった紙には、日取りとそれぞれの行事の時間まで記されていたらしい。
・結婚式当日、新婦の母親から水をもらう時間
・自宅をでる時間
・婚姻証明書の署名時間
などなど。。。
いつもは時間にルーズなスリランカ人。
今日はやたら時間を気にすると思っていたが、ようやく合点がいった。
それにしても、こんな細部まで時間をだすとは…。
スリランカ占星術、恐るべし!