スリランカでは、日本と同じように多くの野菜が栽培され、市場にならぶ。
ただ、土地が違えば、栽培される野菜も異なるように、日本では、あまり見かけない野菜も多くある。
例えば、カキリ(発音的にはキャキリ)
丸くてオレンジ色の皮に緑の縞模様がはいったコレ。
見た目、かぼちゃの仲間のように見えるが、切っててみると中身はウリ。
スリランカでは、ココナッツミルクと煮込んで、カレーとしてよく食べる。
水分が多く、利尿作用があるため、身体の毒を外にだしてくれると言われている。
次にコス(ジャックとしても知られている)。
コスは、アンマの家に大きな木があり、5〜6月あたりになると実がなる野菜(熟すとフルーツになる)。
コスは、ブツブツした皮に覆われているが、中身はネバネバしており、淡い黄色ぽい色をしている。
コスもココナッツミルクと煮込んで、カレーにするのだが、さつまいものようなホクホク感と、煮込むことによって形がくずれ、ドロッとした食感か味わえる。
癌に効くといわれており、たいていのスリランカ人は、コスが大好きだ。
コスの木は、特に手間がかからない。
何もしなくても、すくすく育って実をいっぱいつけてくれる。
そのため、スリランカ人に怠け者が多いのは、コスのせいだという人もいる。。。
(これは、畑仕事をする男性を一般的に指しているのかも。。。)
が、実際、このコスをカットして食べるには、ひと手間かかる。
手がネバネバになって、決して楽な下ごしらえの作業ではない。
しかし、そこまでしてでも、料理を作るのだから、料理をする多くの女性は、働き者といえるのかも…。