山あり谷あり⁉私の海外移住記

スリランカの移住生活

アーユルヴェーダのドクターって⁈

仕事の関係でアーユルヴェーダのドクターと一緒に過ごした時間は、とても光栄だったし、この医学を学ぶ上でとても濃厚な時間だった。

 

そもそもアーユルヴェーダのドクターって何?って感じる方も多いと思う。

アーユルヴェーダのドクターは西洋医学のドクターと同じように何年も大学で勉強し、実習を重ね、国家資格を取ったドクターなのだ。

 

以前、ドクターと何気ない話をしていた時、こんなことを聞いたことがある。

『アーユルヴェーダを大学で学び始めたとき、完璧に理解できる学生なんていなかったよ。大学1年目で約20%の学生は、退学していったよ。

それでも努力に努力を重ね、深く学び続けることをやめなかった。

そうこうして、数年たった時に、ようやく今まで学んだ点と点が繋がって、理解できるようになったんだよ。

今でも私は、常に学びの中にいるよ』

 

そして続けて、

『あなたはあなたのペースでゆっくり学んでいけばいい。』

 

この言葉を聞いたときほど、この医学の奥深さを感じたことはなかった。


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現在、スリランカにおいて、国の行政機関としてアーユルヴェーダ省がある。

これは、アーユルヴェーダの発展と継承に国をあげて取り組んでいこうとしている証なのだと思う。

 

 

 

番外編!スリランカの穴場観光地①

ここからは、穴場の観光地をご紹介!

なかなか日本人観光客が行かない、そして見落としがちな場所をご紹介します。

 

まず、一つ目は

❝ローズクォーツマウンテン❞

 

その名の通り、あの『ローズクォーツ』⇒ピンクの水晶でできた山。

 

ピンクの水晶の山ときくと、期待が膨らむのだが、現在では、直射日光や雨により変色し、灰色に少しピンクが入った感じ。

 

それでも近づけば、ピンクに見え、恋愛のパワースポットなんて言われることもあるそうだが、現地の人からは聞いたことがない。。。

私がオットから聞いた話では、ここのローズクォーツがインドの世界遺産❝タージマハル❞建築において使用されたらしい。

 

ダンブッラ郊外にあるこの山は国立公園『ナーマル・ウナヤ』内にあるものの、観光客でにぎわうシーギリヤに比べ、ひっそりとしており、現地のカップルが遊びにくる程度。

 

国立公園内には遊歩道があり歩きやすく、周囲の自然を感じられるのも気持ちがいい。

 



 

ローズクォーツマウンテンに行く手前には、古い仏塔や仏堂があるのだが、私のオススメはココ↓↓↓

 

本当に小さな小川が行く手を遮るようにあるのだが、素通り禁止!

噂ではこの小川の水を飲めば、どんな病気も治るらしい。。。(笑)

ウソかマコトか⁈ 

みなさん、一度お試しあれ!

 

 

話は戻って、このローズクォーツマウンテンの山頂には、ブッダが鎮座しており、その景観は圧巻そのもの!

ぜひ訪れたら、参拝するのがオススメ!

 

 

山頂といえども大して標高があるわけでもない。

一番低い尾根に登るだけでも、十分景色を満喫できるはず。

 

 

 

ダンブッラ、シーギリヤ観光の合間にぜひどうぞ。。。

絶対行くべきスリランカの世界遺産③

次の世界遺産は

❝仏歯寺❞(ぶっしじ)

 

この歴史あるお寺は、スリランカ内陸に位置するキャンディという街にある。

名前の通りブッダの歯が祀られており、タイミングが良ければ、遠くから拝むこともできる。

ブッダの歯は370年にインドから当時の王都アヌラーダプラに運ばれ、代々の王朝が信仰の対象として受け継ぎ、最後の王都キャンディの仏歯寺に奉納された。

 

もっともこの街が賑わうのは、7~8月のエサラ月と呼ばれる時期。

ペラハラ祭りが毎年開催され、ブッダの歯をのせた象が街を練り歩く。

このパレードはエサラ月の最後の5日間が最もにぎわうのだが、いい席は予約が必要らしい。

混んでいるのが苦手な私はこの祭りに行こうとも思わないのだが、お祭り好きのスリランカ人ンはこぞって出かける。

 

話は戻り、このお寺を訪れるのは、夕暮れ時がおすすめ。

スリランカのお寺は基本白いのだが、ライトアップされたその姿は荘厳そのもの。

仏歯寺の近くには、キャンディ湖があり、ベンチに座ってゆっくり眺めるのもよし。

(ただし日中はカラスが多いため糞被害に注意!)

 

スリランカのお寺は日本と違い靴を脱いで入る。

仏歯寺も同じで入場料を払ってから入口で靴を脱いでお寺の中に入る。

どのお寺の中の装飾は見事だが、仏歯寺の中は本当に圧巻の美しさ。

 



どうぞ自身の目で見てください!

 

 

 

絶対行くべきスリランカの世界遺産②

次にご紹介する世界遺産は

“Galle” (ゴール)

スリランカ南部に位置するこの街は城塞都市として16世紀にオランダ人により作られた歴史深い街。

ぐるっと海岸を囲むように作られた城壁や灯台、砲台の跡が当時を偲ぶように残されている。

 

私がスリランカに移住後(それ以前からも)訪れた回数ダントツ1位の街!!!

 

私がこの街を気に入る理由は

1.城壁から見る海の壮大さ(ここからのサンセットは最高!)

2.ヨーロッパテイストの街並みに素敵なカフェや雑貨屋さんがいくつもあること

 

このヨーロッパ調の旧市街と対照的なのは、旧市街出入口の立派なゲートを越えて見える新市街。

街にはいつも活気があり、大きな市場では、野菜や果物が売られている。

海沿いにはスリランカ独特の派手な木製の船が並び、午前中は、魚の市場で大賑わいだ。

 

 

 

この新市街と旧市街のバランスがこのゴールの街の見どころなのかもしれない。

 

私はここを訪れるとまず、インド洋にせり出したこの城壁沿いの高台の遊歩道をゆっくり歩く。

日中は直射日光と湿度で汗だくだく。。。(笑) 

そこで、アイスクリーム屋さんやカフェで一息。

運が良ければ、キングココナッツを売ってるおじさんに会えるかも!

キングココナッツとは、黄色い皮で覆われたココナッツの一種。

そのココナッツの中に入ってるジュースは体を冷やすとされており、スリランカのどの町でも日中路上で販売するおじさんはよく見かける。

おじさんがなたで殻の部分に穴をあけてくれ、ストローなどで飲むのだ。

なかなか豪快で観光客には人気がある。。。

 

このゴールには、コロンボから電車やバスでも来れる。もちろん高速もあるので、車で来ることもできるが、時間があれば、おすすめはやはり、電車!

途中海沿いを走る電車は海岸のすぐ横を通り、なかなか気持ちがいい。

スリランカの電車は基本ドアはないため、出入り口に陣取って間近に風を受けて走るのもここでしかない体験だ。

 

絶対行くべきスリランカの世界遺産①

今まで私の生活に密着した話しかアップしてないことに気づいたので、スリランカの観光名所の話をしてみようと思います。

 

まず、スリランカといえば、豊富な世界遺産。

私が知る限りで6つはある。(もっとあるのかな…?)

その中でもやはり一番は、多くの人がご存じ

❝シーギリヤ・ロック❞



周囲をジャングルに囲まれながら鎮座する巨岩。

その巨岩の頂にかつて、王カッサパが宮殿を築いたとされている。

その雄大さから

『空中宮殿』

と言われている。



現在、頂には宮殿の遺跡があり、巨岩のいたるところに、当時から残る壁画(シーギリヤレディ)や彫刻(ライオンテラス)などが残る。

まだまだ、謎が残るこの巨岩は、スリランカにあるスピリチャルスポットのうちの一つだ。

 

頂までは、階段や手すりがあり入場料を払えば、登ることもできる。

ただ、シーギリヤエリアは、比較的日差しが強く日中の暑さはかなりこたえるのでおすすめは、午前中。

それでも、通路は狭く、観光客が多いとゆっくりしか進まないから、日焼け止めや帽子、水分補給は必須!!!

ロック内にはもちろんトイレはないので、登る前には入り口付近でトイレを済ませるのも忘れずに…(笑)

世界遺産となり世界から多くの観光客を受け入れているため、比較的きれいなトイレです。

ご安心を。。。

 

私が初めてここを訪れたのは2018年。

以前見たテレビ番組でこの宮殿を築いたカッサパ王の悲劇の物語を知り、ずっと行きたかった。

頂に登った時の爽快感は、格別!!!

頂からみるジャングルの緑とその先の地平線に終始圧倒されること間違いなし!

 

ぜひ、スリランカに来たら、訪れてほしいスポットのひとつだ。



スリランカの占星術って⁈②

私が仕事で占星術師と過ごす時間は、特に自分にとって❝発見❞の日々だったように思う。

 

スリランカに移住して、いろんな人々を見てきた。

そして、この国で過ごす時間で少しずつ変化したこと。

それは、ヒトの一生とは、平等ではないこと。

 

ただ、それは誰の仕業でもなく、その人が産まれてきた星のさだめであること。

 

私の知る占星術師は、

❝現世で我々は魂の勉強をしている❞

とよく言っていた。

 

前世での過ちを現世で償い、学ぶ。

現世における苦は、決して自分のせいだけではないのだ。

 

宇宙は我々に使命(現世での試練)を与えているのだから、ヒトの一生とは、幸せばかりではないということ。

 

 

それでも、

❝苦があるからこそ、ヒトの魂は磨かれていき、その魂は来世をまた生き続ける❞

のだ。


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スリランカの占星術って⁈①

スリランカの占星術については、わりとこのブログ内でも話題になっていたので、今更でもないが、ちょっと詳しく書いてみようと思います。。。(笑)

 

スリランカにおいて占星術はアーユルヴェーダ同様、生活に密着しており、人生のイベントには欠かすことができない。(これについては、以前書いた結婚式の話を思い出してください…)

 

それゆえ、占星術師はあふれているが、私が知る占星術師は、ヘラヴェダカマの伝統を継ぐ、占星術師だ。

彼の星読みは、計9つのプラネットを使う。

人によってさまざまだが、12のプラネットを使う占星術師もいるようだ。

 

占星術とは、ヒトの生まれたその時刻におけるプラネットの位置によってそのヒトの人生を読み解くというもの。

簡単にいえば、ヒトの一生は生まれたその時に決まってしまっているということ。

これを聞くとたいていの人は、運命は変えられるとか・・・反発するだろうが、私は小さい頃からヒトには、この世に生まれてきた使命があると信じてきた。

その使命を全うするために、この現世に産み堕とされたのだと。

だから、スリランカに移住して、この理論を聞いたとき、すんなりと受け入れられた。

この考えを肯定的に考えるのに、❝仏教❞の理論は必要不可欠だと思う。


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ヒトが一生を終えたとき、その魂は肉体を離れ、魂が離れた肉体は朽ちて土に還ろうとも、その魂は別の新たな肉体に宿るという輪廻転生。 

これは、ご存じの通り仏教の考え方なのだが、不思議なことに、アーユルヴェーダ、ヨガや占星術もこの道理はみな共通しているように感じる。