結婚準備①
移住翌日、アンマ(←お母さん)によばれて、部屋にはいると、そこには真っ白いサーリが。
スリランカ伝統の結婚衣装だ。
ちなみにスリランカには2種類のサーリの着方がある。
ひとつは、一枚の布を身体に巻きつけるインディアンサーリ。
これは、インドから伝わった着方。
もうひとつは、3つのパーツからなるキャンディアンサーリ。
これはスリランカ内陸の街、キャンディという地名からきていると聞いたことがある。
スリランカの伝統衣装は後者のキャンディアンサーリで、結婚式にもこちらのタイプのサーリをつかう。
キャンディアンサーリの最大の特徴は腰回りのフリル。
ひと昔前、ふくよかな女性を健康的な女性の象徴としていたスリランカ人。
華奢な女性を花嫁として送り出す際、少しでもふくよかに見せるために腰回りにフリルを装飾したのだと、聞いたことがある。
普段から街をあるけば、サーリ姿の女性をよく見かけるが、結婚式のサーリは明らかにゴージャス。
いたるところにビーズで装飾されていて、まさにドレスそのもの。
きてみる。
ずっしりと重い…笑
このサーリはオットの3番目の姉が結婚式できたサーリらしい。
少しシミが残っていたり、袖や胸まわりが少しダボついている。
早速テイラーショップにいき、手直ししてもらうことになった。