山あり谷あり⁉私の海外移住記

スリランカの移住生活

Ayurveda(アーユルヴェーダ)って⁈①

アーユルヴェーダは、西洋医学と一線を画す超自然医療である。

直接でた症状に対してアプローチする西洋医学は、即効性があり、現代医療の主流となっているが、それに比べ、アーユルヴェーダは、表にでた症状の根底にある原因をつきとめ、体全体を正しい状態へと『戻す』、いわばホリスティック医学(全体的、包括的医学)なのだ。

簡単にいうと体質改善なんて言われることもあるが、アーユルヴェーダの理論によれば、もともとヒトが生まれた状態が一番健康とされており、生きていく過程で人間関係、季節、環境、食事や生活習慣などによってヒトは様々な影響を受け、バランスを崩し、病気が現れるとされている。

アーユルヴェーダとは、生活改善や治療を行うことにより、その崩れたバランスをもとの状態に『戻し』、健康を取り戻すのだ。

 

そのため、西洋医学で治らなかった患者さんが、代替医療をたよってアーユルヴェーダを学ぶケースも少なくない。

もちろん、西洋医学とは違い、治療には時間と根気が必要だ。

そのため、アーユルヴェーダを学ぶときに、こんな項目が出てくる。

 

Ayurveda Chatuspadaya❞ (アーユルヴェーダ チャツスパダヤ)

 

これは治療を成功させるための4つの要素が重要と考える独特の理論であり、私が、この医療を学ぶ上で面白いと感じる一つの点でもある。

 

4つの要素とは『医師』『薬』『看護師』『患者』

 

最初の3つまでは、たいてい想像がつくのだが、最後が一番のポイントのような気がする。。。笑

 

この理論では、治療を成功させるために患者に必要なものとして以下の項目が述べられている。

 

『従順』『恐れない』『記憶力がいい』『病気への理解』

 

私が知るドクターは、この項目を説明するとき、『理想的な患者とは・・・』なんて話すから、患者の素質に治療の方向性が左右されるのだから医師が患者を選ぶのも当然だという強い意思がうかがえる。。。(笑)

 

いくら医師が優秀で正しい治療や薬を投与しても、患者が医師の言いつけを守らなかったら、治療は成功しないということ。

 

言われてみれば、納得なのだが、何千年も歴史ある医療でこのような理論が確立されているのは、やはり面白い!

 


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