Ayurveda(アーユルヴェーダ)って⁈②
前項で述べたように、アーユルヴェーダでは、崩れたバランスをもとに戻し、体全体を健康にする超自然医療である。
ナチュラルヒーリングと呼ばれるこの医療で使われる薬や治療で使われるオイルなどは、すべて自然から採取したもの。そう100%ナチュラル。
治療の第一段階はまず、ドクターとのコンサルテーション。要は、診察だ。
ドクターは患者の脈から、体内のVital energy(生命力)の3つの要素のバランスを読む。
これが、脈診と呼ばれ、アーユルヴェーダ独特の診察のひとつだ。
生命あるものすべてがもつといわれる、この3つのVital energyとは、
『Vata(ヴァータ』『Pitta(ピッタ)』『Kapha(カパ)』
とよばれる。
この3つの要素が本来の状態より過剰になったり、逆に減少したりすることで、体のいろいろな箇所に影響を与えるとされている。
これが続くことにより、体調を崩したり、病気が現れたりする。
アーユルヴェーダにおいて、この3つの要素のバランスは、皆それぞれ違うとされ、脈診で知りえた崩れたバランスをもとに、個それぞれに合った治療を、ドクターがアレンジして治療方針が決まる。
型にはめて分類して治療するのではなく、個としてとらえ、それぞれにあったオーダーメイドの治療を行うこの方法は、昔から変わらないアーユルヴェーダの特徴の一つでもある。