山あり谷あり⁉私の海外移住記

スリランカの移住生活

新婚生活スタート②

次のミッションは、

②日本の戸籍上も婚姻したことにすること。

 

ちなみにこれは、在スリランカ日本国大使館でできる。

 

申請に必要な書類は全て、在スリランカ日本国大使館の公式サイトにのっている。

https://www.lk.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000083.html

一見簡単そうに思えるが、ただ1点、大変なことは『翻訳』だ。

 

日本の戸籍を変更するということは、この書類を日本にある私の本籍の市役所に送るということ。

つまり、現地語で記載されている結婚証明書やオットの出生証明書を日本語バージョンに翻訳しなければならないのだ。

 

ま~これが大変…とはいえ、無職の私にはたっぷり時間がある。

オットが通訳し、私はひたすら翻訳タイピング。

 

たしか、大使館でも有料で翻訳サービスがあったはず。

忙しい人はそれを活用すべき!と個人的には思うが。。。

オットのポリシー???

(スリランカ人のかな…)

❝自分でできることは自分でやる❞

…ということで、どれが正しいかもわからず、とりあえず、作ってみることに。。。

 

数日で完成し、大使館にもっていく。

 

実際、私の作成した翻訳ですんなり受理してくれると思っていなかったが、あっさり受け取ってくれた…(拍子抜け)

何か書類の不備があれば、電話しますね~って、担当者に言われ大使館をあとにする。

その後、電話はかかってくることは、なかった。

 

数か月後、日本にいる父に私の戸籍を確認してもらったところ、確かに配偶者にオットの名前があったという。

 

やればできるじゃん!私。

 

 

 

 

いざ新婚生活スタート①

こうして移住わずか10日で結婚+入籍を嵐のように済ませた。

 

次の私のミッションは、

①VISAの変更

②日本の私の戸籍上も結婚したことにすること

 

ちなみに①は入国管理局でできる。

翌日向かったのはいいが、ここで重大な事実に驚愕...( ゚Д゚)

 

当初私はスリランカでの結婚証明書さえあれば、結婚VISAに変更できるだろうと安易に考えていた。

しかし、現実はこうだった。

スリランカの結婚VISAはSpouse Visaと呼ばれ、これを取得するにはスリランカでの結婚生活が6か月を超えないといけない。

つまりはこの6か月間はスリランカから出られない…涙

とりあえず、この6か月間をスリランカで滞在するため、観光VISAを更新する以外方法はない。

 

しかし、ここにも落とし穴が…。( ゚Д゚)

 

観光VISAは、1か月、2か月、3か月と順に1か月ごと増えていくのだ。

現在、私の入国VISAは1か月のものなので、次にもらえるのは、2か月のVISAのみ。

そして、その次は、3か月のVISA。

つまり、最初から6か月のVISAがとれるほど甘くない。。。涙

 

この観光VISAの更新には、決して安くはない更新料金が必要だ。

(うまくできてる。。。)

どうやら、Spouse Visaの切り替えは無料らしいが、これも1年ごと更新が必要らしい。

(忘れてしまいそう。。。)

 

そんなこんなで、とりあえず2か月の観光VISAに切り替え、ひとまず、ミッション①クリア。

 


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結婚式 in Sri Lanka⑧

そんなこんなで、結婚式はおわった。

 

眠気と疲れ、空腹に襲われながら、家にかえる。

 

時刻はお昼の12時。

 

オットの実家には、すでにご馳走の準備がされ、テーブル中央には、ウエディングケーキが陣取っていた。

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親族みんなでいただく。

さすがに夜中から、集まっていたため、みんなもお疲れのよう…。

会食後、親族をお見送りし、やっとのことで、ひと段落。

 

睡魔にかてず、シャワーをし、ベッドでそのまま就寝した。

 

今思えば、大変な一日だったが、一生忘れられない結婚式になった。

 

結婚式 in Sri Lanka⑦

最後にお坊さんにお祈りをしていただき、ピリットヌーラをいただいた。

これは、お守りのようなもので、一般的にお坊さんに、右手首につけてもらう白い紐のことだ。

たいていの仏教徒のスリランカ人は男女問わず、右手首にこの紐を大事につけている。

実際オットも何個ものピリットヌーラを右手首につけ、汚れて黒くなるまで大切につけている。…黒くなるまで…は、私にはさすがに抵抗あるが。。。(笑)

ちなみにこのピリットヌーラ、ミサンガのように切れるまでしてなくてもいいらしいのだが、切って捨てる時は、ごみ箱ではなく、近くの木に結んだり、人に踏まれないようにしなければいけないらしい。

 

脱線したが、当時オットは、お坊さんに

『何があろうと私の面倒をみる』

と、約束したらしい…。

今になっても何かにつけて、お坊さんと約束したから…と私の世話を一生懸命やいてくれる。

 

お坊さんの言葉は、スリランカ人にとって大きな意味があるのだろう…。

 

いずれにせよ、私有難いの一言!

 

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結婚式 in Sri Lanka⑥

しばらくすると、サーリをきた見慣れない中年女性がきた。

どうやら、彼女が婚姻署名の立会人のようだ。

 

スリランカでは彼女のような人のことを❝レジスター(register)❞と呼ぶらしく、一般的には教会の神父さん的な存在なのだろうか。

 

彼女の署名がはいることで、私たちが署名した婚姻証明書が正式な文書と認められるのだ。

 

一同、席につき、しばらく待つ。

私はなぜ、早く始まらないのか、疑問に思っていた。

 

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アンマが時計に目をやり、何か言ったかと思うと、順に署名が始まった。

 

署名のあと、指輪を交換し、オットと私はこれで正式に【夫婦】となった。

 

一段落したオットに私の疑問をぶつけてみた。

 

…なるほど。納得。

 

以前、結婚式の日取りを占星術で決めたと書いたが、実はあのとき、お坊さんからもらった紙には、日取りとそれぞれの行事の時間まで記されていたらしい。

・結婚式当日、新婦の母親から水をもらう時間

・自宅をでる時間

・婚姻証明書の署名時間

などなど。。。

 

いつもは時間にルーズなスリランカ人。

今日はやたら時間を気にすると思っていたが、ようやく合点がいった。

 

それにしても、こんな細部まで時間をだすとは…。

スリランカ占星術、恐るべし!

 

結婚式 in Sri Lanka⑤

少しすると大きなバックをもった背の高いスラっとしたスリランカ男性があらわれた。

オットと何やら仲良さそうに話している。

 

その男性は、オットの友人のカメラマンだった。

挨拶もそこそこに、weddingの写真撮影開始。

 

weddingの写真もお寺とは、さすが、仏教のお国だ。

カメラマンにいろんなポーズを指示され、オットに通訳してもらいながら約30分。

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撮影が終わるころには日差しも強くなり、汗だく。。。

 

オットと車に乗り込み、結婚式を挙げるお寺にむかう。

 

❝ガンガラーマ寺院❞

お寺の中央には大きな菩提樹。

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懐かしい…。

以前、旅行で立ち寄った記憶がよみがえる。

オットと出会ったアノ旅行だ。

 

 

オットの家族がすでに到着し、私たちを待っていた。

 

しかし、すぐには始まらない。

みんな何やら時間を気にしている。

 

私も椅子に座らされ、休憩タイム。

汗だくなのでありがたい。。。(笑)

 

 

 

結婚式 in Sri Lanka④

朝7時。

装飾された車で、コロンボ市内にはいる。

通勤ラッシュで道路は渋滞。

 

それでも何とか到着し、車をおりる。

 

ん⁈

ここは…?

 

結婚式を挙げるお寺の近くにある、これまた有名なお寺だ。

スリランカの有名な建築家バワ氏が手掛けた湖に浮かぶお寺

❝シーマ・マラカヤ寺院❞

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オット曰く、ここで写真をとるという…。

 

あ、そうだったんだ!

…というか、はじめから予定おしえて~

 

オットは以前から事前に連絡してくれないタイプだ。

結婚式なんていう人生のイベントでさらにテンパっているのか、今日は特に事前連絡なし。

自分の頭の中で予定はあるのだろうが、アウトプットまでする心の余裕がないだけなのかも…。

 

とにかく、今日の私はお人形さんに徹することにした。