結婚式 in Sri Lanka③

そうこうしているうちに3番目の姉によばれて玄関に。

アンマが水をいれたグラスを持っている。

3番目の姉に促されるようにアンマに水を飲ませてもらう。

本当は新婦の母親がする風習なのだが、結婚式に私の両親を含め、家族は欠席。

代わりにオットの母親（アンマ）が今日は私の母親役を演じてくれる。

もともと盛大な結婚式をするつもりはなかったため、両親や家族をよぶまでもないと考えていた。

私の両親は典型的な日本人。海外に行ったことすらない。

もし、このスリランカ式結婚式に参列してたら…はたして楽しんでくれただろうか…。

今更もう遅いが、いつかスリランカに両親を呼んで、オットの家族に会わせたい。

いよいよ出発のようだ。

結婚式はコロンボにある有名なお寺で挙げるよう忙しい中、オットがアレンジしてくれていた。

家からでるのも何やらみんな時間を気にしている。

（この時はこれが何の意味か分からなかったが、のちにわかることになる…。）

結婚式 in Sri Lanka②

ヘアアレンジも着付けも終わると、外はもう明るくなっていた。

明け方のせいか、涼しいので、汗の心配もない。

時刻は朝6時ころ。

3番目の姉に

『今のうちに朝ごはんを食べなさい』

といわれ、テーブルにならんだスリランカ伝統料理に手をつける。

お祝い事の際にたべる料理がなんでいる。

キリバット（ミルクライス）

キャウン（揚げたカップケーキみたいなお菓子）

コキス（きれいな模様で揚げてパリパしたお菓子）

などなど。。。

少しずつ、お皿にとり、口にはこぶ。

どれも甘く、お菓子の油が早朝の胃にずっしりと重い…。

食事をおえ、外に目をやると、オットの車が何やら装飾されている。

スリランカでは、新郎が乗る車を白の花で、

新婦の乗る車を赤の花で装飾し、結婚をする会場に向かうのだ。

だが、すでに同居している私たちにとって2台の車は必要ない。

（ちなみに、スリランカでは結婚する前のカップルが同居するのはご法度らしい。。。古風というか、慎ましやかというか、さすが、仏教の国だ。

）

結婚式 in Sri Lanka①

『ピピピピ…。』

アラームとともに目覚める。

ちょうど夜中2時。

当然、外はまだ真っ暗。

起きてみてびっくり！

リビングやキッチンがすでに慌ただしい。

完全に乗り遅れた。。。汗

さっさと顔を洗い、歯を磨く。

すでにお兄さんの奥さんと奥さんのお母さんもリビングにいる。

『I'm ready』

というと、早速、鏡台の前にすわらされ、準備開始！

最初はメイクにヘアアレンジ。

余談だが、スリランカ風メイクアップはかなりのガッツリ…。

以前、オットの友人の妹にサーリの着付けとメイク、ヘアアレンジをお願いしたことがあった。

婚約記念の写真撮影のためだった。

見事に誰だかわからない人になり、おまけに数十年前の写真？と疑うばかりの古風ないでたちに…。

もともと派手顔ではないが、あそこまで、おばさんになるとは…。

（年齢的にはおばさんとよばれても仕方ないが。。。）

とりあえず、ひどかった。

今回、一生に一度の結婚式。

以前の二の舞にならぬよう、お兄さんの奥さんには予め

『ナチュラルメイクで。

それと化粧品は自分のものを使わせて！』

と念押ししておいた。

…のが、功を奏したのか、見事な出来！

感謝～　(安堵）　(;''∀'')

結婚式前夜

ついに明日は結婚式。

スリランカにきてから、わずか10日後。。。(笑)

こんな最速結婚式もなかなか面白い…。

アンマが

『明日は朝早いから、早く寝なさい！』

すかさず、オットに

『どういうこと？？？』

なんと、明日の結婚式の準備は、夜が明ける前から始まるらしい。。。汗

ヘアアレンジやメイク、サーリの着付けなどに時間がかかるらしい…にしても、早すぎでは？思うが、ここは何もいわず、言われた通りにしよう。

着付けやヘアアレンジはオットのお兄さんの奥さんにお願いしていた。

この日のためにブーケも手作りで作ってくれたらしく、本当にありがたい✨

早速、アラームを2時にかけ、就寝。

明日はどうなることやら…。

結婚準備⑩

結婚式当日まであと2日。

今日は、オットの衣装探し。

（こんなギリギリで探す人も珍しい。。。）(笑)

オットの車で3番目の姉の旦那さんと3人でレンタル衣装のお店にいく。

お店はコロンボ郊外。

6畳ほどの小さなお店。

オットはジャケット、ベスト、スラックスをレンタルすることに。

採寸して翌日とりにくることにした。

残りはシャツとネクタイ。

これはレンタルがないため、購入することになった。

近くの❝KANDY❞という大型衣料品店にむかった。

ここもスリランカには何店舗もある知られた安価な衣料品店。

クオリティは。。いいともいえないが、悪くもない。

たった一度しか着ない結婚式のためのシャツやネクタイ。

ここで十分だ。

手頃な値段のものをササっと購入。

さ～これで、ほぼ結婚式の準備万端！

【余談：実は、スリランカで男性の結婚式の衣装はスーツ以外にもある。

見た目、『どこぞの王様⁈』的なごっついジャケットと装飾。

❝キャンディアン　ニラメ❞と呼ぶのだそうが、オットは毛嫌いしたため、フツ～のスーツになった。

私もさすがにアレは。。。( ﾟДﾟ)と、思っていたので、一安心。】

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結婚準備⑨

指輪のつぎに向かったは、数軒先の靴屋さん。

私が結婚式当日に履くサンダル探しだ。

サーリが白だからもちろん白のサンダル。

しかも、ゴージャスでビーズのついたもの。。。

…たくさんある…が、どれもヒールが高い。

腰痛持ちの私には履けない。。。(笑)

1番ヒールの低いものをえらんで購入。

帰りにみんなで近場のマックで休憩。

ソフトクリームを注文。

今まで、退屈そうだった甥っ子もやっと元気に。

マックのソフトクリームは世界共通の安さ。

日本では、ワンコイン（100円）だが、スリランカでは、60スリランカルピー。

（これはワンコインではない。。。(笑)）

日本円だと40円くらい？・・・

破格だ～(；ﾟДﾟ)

結婚準備⑧

結婚式当日まであと3日。

（驚くべきことに、オットはこの日まで仕事で留守にしていた。。。( ﾟДﾟ)）

今日はやっと帰ってきたオットと結婚指輪を買いに行く。

お店にむかう道中、3番目の姉と子供、そして、お兄さんの奥さんのお母さんをピックアップ。

あとから聞いたことだが、お店はお兄さんの奥さんのお母さんの知り合いのお店だそうで…

今思えばどうして一緒に買いに行ったのか、納得。。。

（余談だが、スリランカは横のつながりをとても太い。

何をとっても家族のみならず、親戚やら、知人に頼るのが当たり前なのだ。。。

単純に言ってしまえば、【コネ】はこの国にとってとてもパワフルだ。。。(笑)）

脱線してしまったが、

昔から指輪やネックレスなどのジュエリー系にあまり興味がなかった。

特にネックレスは肩や首が凝るし、指輪もつけていても何かしっくりこない。

そんな私が結婚指輪。。。

たしかに独身の頃、左手の薬指に指輪をしている上司や部下をうらやましく思っていたのも事実ではあるが。。。

スリランカ人は【金】のアクセサリーを身に着けるのが当たり前で、どんなに歳をとった方でも指輪やネックレス、ピアスなど、どこかしらに【金】を身に着けている。

はじめは【金】の結婚指輪に躊躇していたが、

【郷に入らば郷に従え】

結局は【金】にすることにした。

それでもひとつゆずれない条件があった。。。

【幅】だ。

幅の太いものだと、余計落ち着かないから肌にあたる面積の小さい細いものにしたかった。

いくつか試して、ようやくぴったりのものをみつけた。

…が、

オット分のペアになるものがないのだ。。。( ﾟДﾟ)

オットも私と同じであまり興味がないのか、サイズで選んでいる。

（結婚式まで時間のない私たちには指輪のサイズを調整してもらう日数すらない。笑)

結局、夫婦2人別柄のリングをえらび、これを結婚指輪にすることにした…。

世界にペアリングじゃない結婚指輪をしている人は、なかなかいないよね…。(笑)

なんて思いつつも、結婚式まで時間のない私たちに悩む余裕などない！