ヘアアレンジも着付けも終わると、外はもう明るくなっていた。
明け方のせいか、涼しいので、汗の心配もない。
時刻は朝6時ころ。
3番目の姉に
『今のうちに朝ごはんを食べなさい』
といわれ、テーブルにならんだスリランカ伝統料理に手をつける。
お祝い事の際にたべる料理がなんでいる。
キリバット(ミルクライス)
キャウン(揚げたカップケーキみたいなお菓子)
コキス(きれいな模様で揚げてパリパしたお菓子)
などなど。。。
少しずつ、お皿にとり、口にはこぶ。
どれも甘く、お菓子の油が早朝の胃にずっしりと重い…。
食事をおえ、外に目をやると、オットの車が何やら装飾されている。
スリランカでは、新郎が乗る車を白の花で、
新婦の乗る車を赤の花で装飾し、結婚をする会場に向かうのだ。
だが、すでに同居している私たちにとって2台の車は必要ない。
(ちなみに、スリランカでは結婚する前のカップルが同居するのはご法度らしい。。。古風というか、慎ましやかというか、さすが、仏教の国だ。
)