山あり谷あり⁉私の海外移住記

スリランカの移住生活

長いトンネル①

2021年11月、数年勤めていた仕事に区切りをして、日本に一時帰国する決断をした。

日本のコロナ感染が落ち着いてきたのと、スリランカ移住後一度も日本に帰っておらず、そこそこ日本食シックに陥っていたのもあった。。。

もちろん数か月で戻ってくるつもりだったので、往復分のチケットを買って。

 

 

しかし、私が帰国して間もなく、状況は一気に悪化した。

観光大国のスリランカにおいて、観光客の減少はとてつもない外貨収入減。

そのため、あらゆる輸入品の購入ができず、価格の高騰、品不足と悪循環に。

ついに、コロナによる経済への影響が目に見える形で露出してきた。

 

まずは、ガス。

私が一時帰国するちょうどその頃にプロパンバスが倍値となった。

その後、価格は上がり続け、品不足を解消するため販売業者は、ガスの配合量を偽り販売する始末。そのため、一時期は、不適切なプロパンガスによる爆発も増えた。

また、プロパンガスを購入することができない、低所得者は、灯油で火を起こすなど工夫に工夫を重ねている。

私の義母(アンマ)もガスがないため、電気炊飯器を調理なべとして使っている。

 

続いてガソリン。

ガソリンは日々、深刻さを増している。

価格は、異常なほどまで上がり、現在は、3倍。

品不足で、ガソリンスタンドには長蛇の列。

並んでも必ずもらえるわけもなく、三日三晩並ぶのはざら。

そのせいで、列に並んでいた人が亡くなるなんていうニュースも。。。

オットは、車を使う仕事のため、ガソリンなしでは元も子もない。

最近ではうちにいる時よりも、ガソリンの列に並んでいることのほうが多い。。。

 

そして電気。

毎日の停電は日常茶飯事。

それでも一時期は、1日12~3時間の停電もあったのだから、今はまだマシになったのかも。

最近は午前、午後、数時間程度。

 

こんな状況だから、人々の不満は半端ない!

デモは至るとこでやっていて、若者たちの力強さに圧倒させられる。

特に大統領府やゴールフェイスあたりに大規模なデモの拠点があり、常に警察が目を光らせている。


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