スリランカの野菜②
スリランカでは、多くの葉物類が市場にならぶ。
葉物類だけを売ってる露店もあるくらい。
カラピンチャ(カレーリーフ)
ランペ(パンダンリーフ)
カトゥルムルンガ
ゴトゥコラ
などなど…
日本では聞かない名前の葉物がならぶ。
それぞれの葉物には効能があるため、体調に合わせて使い分けるのも、アンマがつくる家庭料理の特徴。
たとえば、カトゥルムルンガは、身体を冷やしてくれるとされている。
うちのオットは、口内炎や胃炎を起こしやすいため、この【炎】の火消しに私はよく使う。
苦味が少しあり鉄分も豊富。
クリームパスタに使うとミルクと相まって身体を冷やしてくれる。
ゴトゥコラ(和名では、ツボ草と呼ばれる)は、日本人でも馴染みの三つ葉☘️にそっくりの風味。
スリランカ現地の日本食レストランでも、親子丼の上にのってるのは、まちがいなくコレ。
私は、特にゴトゥコラを生で食べるのが好きなため、玉ねぎとみじん切りにしてココナッツを削ったものとライム、塩コショウで味付けして❝ゴトゥコラサンボル❞にする。
カレーの副菜として大活躍だ。
ちなみにゴトゥコラは、痰や鼻水などを和らげる効能があるため、アーユルヴェーダでいうカパ(Kapha)が過剰に上昇したときにオススメ。
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アーユルヴェーダの話については、また別の機会に…💦
とりあえず、スリランカでは、Food(食べ物)=medicine(薬)という考えが古くからあり、これはスリランカが昔からナチュラルヒーリングシステムと呼ばれるアーユルヴェーダとともに生きてきた証。
まさに歴史に勝るものなし!
スリランカの野菜①
スリランカでは、日本と同じように多くの野菜が栽培され、市場にならぶ。
ただ、土地が違えば、栽培される野菜も異なるように、日本では、あまり見かけない野菜も多くある。
例えば、カキリ(発音的にはキャキリ)
丸くてオレンジ色の皮に緑の縞模様がはいったコレ。
見た目、かぼちゃの仲間のように見えるが、切っててみると中身はウリ。
スリランカでは、ココナッツミルクと煮込んで、カレーとしてよく食べる。
水分が多く、利尿作用があるため、身体の毒を外にだしてくれると言われている。
次にコス(ジャックとしても知られている)。
コスは、アンマの家に大きな木があり、5〜6月あたりになると実がなる野菜(熟すとフルーツになる)。
コスは、ブツブツした皮に覆われているが、中身はネバネバしており、淡い黄色ぽい色をしている。
コスもココナッツミルクと煮込んで、カレーにするのだが、さつまいものようなホクホク感と、煮込むことによって形がくずれ、ドロッとした食感か味わえる。
癌に効くといわれており、たいていのスリランカ人は、コスが大好きだ。
コスの木は、特に手間がかからない。
何もしなくても、すくすく育って実をいっぱいつけてくれる。
そのため、スリランカ人に怠け者が多いのは、コスのせいだという人もいる。。。
(これは、畑仕事をする男性を一般的に指しているのかも。。。)
が、実際、このコスをカットして食べるには、ひと手間かかる。
手がネバネバになって、決して楽な下ごしらえの作業ではない。
しかし、そこまでしてでも、料理を作るのだから、料理をする多くの女性は、働き者といえるのかも…。
スリランカのsupermarket事情
地元の八百屋さんやポラでの買い物が苦手な方はスーパーマーケットをオススメする。
発展途上国のスリランカとはいえ、国内に店舗を展開するメジャーなスーパーが以下のようにいくつかある。
Keells(キールズ)
Arpico(アルピコ)
Cargills Foodcity(カーギルズフードシティ)
以上がメジャーなスーパーだが、中でも私のお気に入りはKeells。
Arpicoほど広くないため、買い物するにも迷わない。
まさに日頃から利用するのに最適な広さなのだ。
おまけにKeellsの店舗内にはベーカリーコーナがあり、焼き立てのベーカリーも購入できる。
わたしのお気に入りは
『Kimbula Banis(キンブラ バニス)』
驚きのプライスLKR40!
日本円で30円くらい。。。
(移住した当初は、LKR30〜35くらいだったのに、コロナ禍で値上がりに…涙)
外がカリッとしたパンの上部に砂糖をまぶしただけのシンプルなパンだが、クセになる…(笑)
このパンの名前の『Kimbula 』だが、シンハラ語で『ワニ🐊』を意味しているらしい。
たしかにワニの背中のザラザラ感をまぶした砂糖が表現しているのかも…(笑)
たまにオットと買って、自宅で紅茶やコーヒーのお供に食べるのが、私の贅沢な時間だ。
スリランカのマーケット事情
スリランカでは、‘’ポラ’‘とよばれる不定期の市場がある。
ここでは、一般的にスーパーマーケットより格安で食料品から日用品まで購入することができるので、アンマのお気に入りだ。
ただ、ほとんどの売り物には値札がついていないので、注意が必要だ。
外国人の場合、高値をつけられるため、私はいつもアンマと一緒にポラにいく。
アンマは、まずぐるっと市場を回って品定めをする。
それから、買い始めるのだが、決して1箇所でたくさん買うことはしない。
1箇所のお店で多くても1〜2品まで。
これもアンマの買い物術の一つで、たくさん買うと金額がアバウトになり、結果ぼったくられるらしい。
実際、私もお店の人が電卓をたたいて金額をだしている光景を見たことがないので、アンマの意見には、賛成だ…(笑)
ただ、ひとつ厄介なのは、自分で商品を手に取って品定めしながら、購入できないお店もある。
勝手にお店の人が袋に入れるので、家に帰ってから程度の悪いものが入っていて、がっかり…なんて事もある。。。
そのため、オットと2人で買い物する時は、ポラではなく、近所の八百屋さんで買うことにしている。
たいていの八百屋さんでは、買い物カゴに自分で好きなものをいれ、cashierで量り売りで購入する。
店員の1人が
『○○(野菜の名前)、○グラム』
というと、もう一人が機械にそれを打ち込む。
すると機械が自動的に計算して、ビルをだす仕組み。
私もオットもこれが一番信頼できると思っている。
ただ、色々なお店を物色できるポラは、やっぱり楽しい。
さながら、日本の縁日のような雰囲気。。。
スリランカ観光の際は、地元の八百屋さんやポラでの買い物がオススメである。
スリランカの道路事情
スリランカの道路事情はちょっと変わっている。。。
…というか、かなりかも(笑)
スリランカの車間距離は、とてもせまい。
常に車、バイク、トゥクトゥクが1mもない間隔で走っているイメージだ。
私自身、いつ接触してもおかしくないこの状況で、毎回ひやひやしている。
当のスリランカ人のオットも街中での運転はかなり神経を使うらしい。
さらに追い越しは日常茶飯事。
常にクラクションが鳴り、❝早くいけ!❞ や ❝左によって!❞などの意思表示がすごい。。。
クラクションは日本では、❝ありがとう❞で使われることもあるが、スリランカのクラクションは❝俺が行くから道あけろ❞的な意味。
まちがって日本と同じ感覚で運転していると、痛い目にあう。(笑)
特にバスは大胆だ。あんなに急いでどこに行くの?と思ってしまうぐらい、先を急ぐ。
オットは猛スピードで走るバスを❝飛んでる❞と表現するが、あながち間違っていない。。。
スリランカ人は時間にせかせかしない人が多いと思うのだが、運転するとみんな豹変するのだろうか。。。
これはいまだに解けない謎のひとつ。
スリランカの賃貸事情②
何軒かオーナーと連絡をとり、内見にいくもなかなかいい物件を職場付近で、見つけることができずにいた…。
もともとアパートのようなこじんまりとした物件がよかったのだが、職場近辺は、都会とは縁遠く、どれも、中古の1戸建て。
それもやたらと、部屋は多いが、窓は小さく、暗くジメっとした雰囲気。
お世辞にもきれいと言えるものは皆無だった。
そんな時、オットが探し出したアネックスアパート。
職場から車で15〜20分のニゴンボという港町⚓の物件。
平屋のアネックスアパートでキッチン兼リビングと寝室の2部屋+バス・トイレ。
ちなみに家具付なので、実家暮らしから引っ越すのにもってこい!
たった2部屋だか、2人で住むには十分。
掃除も手が届く広さで、床がタイルばり、極めつけは、窓に網戸!
蚊やハエの攻撃に挫けそうになりながらも耐え続けてきた私には、涙が出るほどのご褒美。
家賃も1ヶ月水道代込みLKR26,000は、すこぶる良心的な値段。
もう一軒、私が見つけたイタリア風アパート(家賃LKR40,000)と最後の最後まで悩んだが、この先、家賃を払い続ける上で安い方が何かと安心…と、
オットが探したアネックスに決めた。
この決断は、のちのち、コロナの波に直撃する私達にとって、最善の選択であったと今、改めて思う。
スリランカの賃貸事情①
スリランカに移住し2ヶ月が過ぎ、ようやく仕事がみつかった。
これを機にオットの実家をでて、2人暮らしを始めることにした。
そこで、賃貸の物件を探すことに。。。
スリランカの賃貸物件を探すのに役立つのは、ネット上のサイト。
『Ikman.lk』
『Lankapropertyweb』
https://www.lankapropertyweb.com/rentals/index.php
参考までに、私が、探したのは、この2つのサイト。
直接、投稿者とのやり取りができるよう、コンタクトナンバーがあるのは、ありがたい!
でも、個人で投稿してるものは、ともかくとして、中にはディーラーが仲介役になって投稿してあるものもあるので、注意が必要!
そうなると、仲介料が含まれるので、少し高くなるらしい。
(オットの持論。)
話は脱線するが、確かにスリランカは、紹介料だの、仲介料だの、それで少し儲けようとする人も確かにいる。
例えば、観光客が道に迷っているとする。
声をかけてきたおじさんに、行きたいお店を伝えると、案内してくれる。
当然、この時点で観光客は、“何てやさしいおじさん”、と思うが侮ってはいけない!(汗)
観光客がお店で買い物をしている間に、おじさんは、お店の人と話し、紹介料として観光客の購入代金の10%をもらえるよう交渉しているのだ。
お土産屋さんならまだしも、宝石店なら、10%でもかなりのお金を手に入れる事ができる。
あくまでこれは一例であって、みんながみんな下心がある人ばかりではない。
もちろん、親切心で声をかけてくれる優しいスリランカ人もいる。
実際、私自身、そういうスリランカ人に助けられたこともある。
ただ、常に用心は、必要である。