山あり谷あり⁉私の海外移住記

スリランカの移住生活

Ayurveda(アーユルヴェーダ)って⁈④

アーユルヴェーダは、歴史ある医学でありながら、我々の生活に密着した医学でもある。

前項で書いたように、私たちが本来持っている自分のVital energyのバランスを知ることで、どんな季節、食べ物、生活習慣に気を付ければいいかが見えてくるのだ。

 

 

1⃣ 病気の予防

2⃣ 病気の治癒

 

アーユルヴェーダにおける目的は以上のように記載されているが、最も重要視されているのは、やはり1⃣なのだ。

 

さらに、私がドクターと一緒に過ごす時間で気づいたのは、心(マインド=Manasa)のあるべき状態の重要性だ。

日本人は特に❝不要な❞ストレスを抱えている人が多いと、ドクターはよく言っていた。

メンタルはVata(ヴァータ)のエネルギーに影響を与えるとされているが、Vataは、このVital energyの中でもマスターと呼ばれるほど、強い影響力を持っている。

そのため、Vataの治療は他の治療よりも、根気が必要だと聞いたことがある。

 

ドクターの心(マインド=Manasa)のレッスンは、ほかのレッスンよりも印象に残るものだった。

レッスン中、いくつかのアドバイスを挙げていたのだが、今でもこれだけは忘れられない。

❝1日10分でもいいから、自然を感じなさい❞

一人になって、自然の中に身をおき、目を閉じ、風を感じ、自然を肌で感じるということ。(近くに何もなければ、木を触るだけでもいいらしい。)


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これは、人間はこの宇宙の一部であり、単体として存在しているのではないということを教えてくれる。

アーユルヴェーダにはこうした理論がある。

 

時に我々人間は、傲慢でこの世界を制しているかのように錯覚しがちだが、我々もこの宇宙により生かされている。

アーユルヴェーダとは、そんな当たり前のことを教えてくれる医学なのだ。